ども…。本誌編集長の三谷です。趣味が高じてヘヴィメタルの元祖BLACK SABBATHの音楽を世に広めるバンドBLOOD SABBATHという社外活動をしています。コピーバンドではなく、BLACK SABBATHの素晴らしい音楽を今の時代に広めることを目的とした広報宣伝、販売促進バンドと定義しています。

現在は目黒鹿鳴館を拠点に毎月布教ライブを開催中。本欄はいかにトニー・アイオミ先生のサウンドに近づけるかの研究過程を披露するコーナーです。

大人買い→オークションで即転売

一体これまで小物機材に投資した金額はいくらになるのだろう。考えるとアホらしくなるので考えないでおきたいが、アレがよいらしい、コレが出たと聞くとついつい手が出てしまうのが悪いクセ。ボクの場合はアイオミ先生が使っている(らしい)と聞くとテストしなくては…とついつい使命感が先行してしまいます(笑)。

過去最大の失敗は古いデジタルディレイです。とっくの昔に製造中止になっている商品なのでオークションで探してみたら出品されていたので即ゲット。初オークションでした。商品の到着後、喜んで電気を入れると調子悪し。ノークレーム・ノーリターンの悲しさ(涙)。結局、職権濫用という裏ルートで修理してもらって電源を入れると数分後に部屋にタバコのにおいが充満…ゲゲッ(ちなみにタバコの煙は苦手です)。速攻で転売。

他にもアイオミ先生が使っている(持っているが正確かもしれませんが)と聞いたラックの古い商品はオークションで手に入れてはオークションで転売することを繰り返す日々。もう中古は買いません(トラウマ:笑)。他にも写真にあるような商品を楽器店のショーケースで見つけては、「これください」と触りもしないで大人買い。それを持って予約しておいたリハスタに直行。テストして、ダメなものはその日の夜にオークションに出展という失敗を繰り返しました。現在、写真の商品は何も手元にありません(苦笑)。速攻で売っちゃうのでひどい場合は同じもの…デジタルディレイです…を3回も買いました。はい、アホです(苦笑)。

大人ということで、アイオミ先生のヒゲと髪の話にも触れておきましょう。ブラックサバスの長い歴史の中でアイオミ先生のヒゲと髪はいろいろ変化しています。初期の頃は原始人かと思うようなすーっごいヘアスタイルをしておられ、ボクの価値観ではとても真似できるものではありませんので(笑)、現在のお姿に近い感じにしています。最初はヒゲも髪も安物のウィグだったのですが、6月に髪のウィグも新調し、美容室でアイオミ先生風にカット&ブローをしてもらい、ヒゲは自前で生やし始めました。残念ながら、ヒゲの毛穴が少ないのとご本人より白髪が多いのでアイ・ライナーで黒を描き足していますが(笑)、遠目にはそれなりに見えると思います。

▲左上から時計回りに…デジタルディレイ、ACアダプター、ワー ミー、エフェクター・ケース、ワウ・ペダル、スイッチボックス、コーラス・ アンサンブル、イコライザー。これらがボクの目の前を通過していった

ノイズゲートの意外な落とし穴

特段アンプが悪いわけではなく、ブースターとの相性の問題だと思いますが、半端じゃないくらいノイズが出ます。アンプから出てくるサウンドはアイオミ先生にかなり近づいたと自負しておりますが(実際のサウンドはライブに来るか、動画を公開しているのでご覧ください)、ノイズとハウリングに悩まされており、やむにやまれずノイズゲートを導入しました。だって、エフェクターを1つ増やすだけで音は痩せるし、痩せると音が変わるし、変わるとまた試行錯誤の放浪の旅に入っちゃうし…。

でも激しいので買いました。付けました。使いました。問題発生。ノイズゲートってギターからの信号とノイズの信号の境目をTHRESHOLDというパラメータで決めるのですが、これが大問題。曲者。爆音だけ、または小さな音だけで演奏する人には全〜然問題ないのですが、ブラックサバスの楽曲には「BLACK SABBATH」のように、前半は小さな音で演奏し、後半で爆音に変わる楽曲があります。その曲でノイズゲートを使うと、前半のギターの音量を絞った部分ではギターの信号なのかノイズかのか、ノイズゲートが判断できなくなり、小さなギター音がノイズと判断されてプツプツと途切れるのです。

ボクの演奏する「BLACK SABBATH」の前半の音の途切れはボクがヘタクソというだけじゃなく、ノイズゲートを使った際の2次災害という側面もあるんですよ…ま、言い訳ですが(笑)。噂では音量の小さいときと大きいときの2つの設定ができるノイズゲートがあるとか。情報不足でした。ご存知の方は教えてください。試してみます。ノイズゲートじゃなく、ボリュームペダルで代用してもいいな…と思う今日この頃です。

 

音量かハウリングか…それが問題だ

もう1つの問題、ハウリングははっきり言って妥協が必要ですね(苦笑)。アンプの歪み具合や音量を下げればハウリングは治まりますが、歪みを押さえると音色が変わるので論外です。これでは意味がありません。で、アンプの音量を下げると当然のことながら、ステージ上の音量が下がります。外音、つまりお客さんが聞く音量はPAで調整しますので変わらないようにできますが、ステージでボクが背中に受ける音量や音圧感が減るわけです(これを外音に対して中音と言います)。

▲ライブ直前に楽屋入口にてアイオミ先生のポーズ。夏場にこの衣装は メチャクチャ暑いんです

…ということは、パワーコードをガーンと弾いたときの後ろからドーンと来る、あの音の波、空気の圧力が減るわけですからおいそれと音量を下げることはできません。これまでは欲しい音量を保ちつつ、ハウらないようにアンプをできるだけステージの後方にズラして距離を置いていたのですが、ステージの広さに影響するので限界があります。

▲ハウリングしてしまうので、ご覧のようにアンプをステージの一番奥 …ほぼドラマーの座っている位置…に置いています。それでもハウるので、次回からは音量を下げて前の方に置く実験をしてみたいと思います

先月のライブで相変わらずハウリングに悩んでいたとき、ふと思いついたんです。音量を上げて距離を置くのではなく、逆に音量を下げて距離を短くしてはどうか…と。つまり、ハウらない程度の音量に下げつつ、極端に言えば背中のすぐ後ろにアンプを置けばどうなるかということです。このことは8/18のライブで実験してみますネ。次号ではエフェクターをラックタイプにするか、ペダルタイプにするかについてお話します。では、また来月。

https://digireco.com/images/paranoid_cover.jpghttps://digireco.com/images/paranoid_cover-150x150.jpg編集部PARANOID連載/コラムPARANOIDども…。本誌編集長の三谷です。趣味が高じてヘヴィメタルの元祖BLACK SABBATHの音楽を世に広めるバンドBLOOD SABBATHという社外活動をしています。コピーバンドではなく、BLACK SABBATHの素晴らしい音楽を今の時代に広めることを目的とした広報宣伝、販売促進バンドと定義しています。 現在は目黒鹿鳴館を拠点に毎月布教ライブを開催中。本欄はいかにトニー・アイオミ先生のサウンドに近づけるかの研究過程を披露するコーナーです。 大人買い→オークションで即転売 一体これまで小物機材に投資した金額はいくらになるのだろう。考えるとアホらしくなるので考えないでおきたいが、アレがよいらしい、コレが出たと聞くとついつい手が出てしまうのが悪いクセ。ボクの場合はアイオミ先生が使っている(らしい)と聞くとテストしなくては…とついつい使命感が先行してしまいます(笑)。 過去最大の失敗は古いデジタルディレイです。とっくの昔に製造中止になっている商品なのでオークションで探してみたら出品されていたので即ゲット。初オークションでした。商品の到着後、喜んで電気を入れると調子悪し。ノークレーム・ノーリターンの悲しさ(涙)。結局、職権濫用という裏ルートで修理してもらって電源を入れると数分後に部屋にタバコのにおいが充満…ゲゲッ(ちなみにタバコの煙は苦手です)。速攻で転売。 他にもアイオミ先生が使っている(持っているが正確かもしれませんが)と聞いたラックの古い商品はオークションで手に入れてはオークションで転売することを繰り返す日々。もう中古は買いません(トラウマ:笑)。他にも写真にあるような商品を楽器店のショーケースで見つけては、「これください」と触りもしないで大人買い。それを持って予約しておいたリハスタに直行。テストして、ダメなものはその日の夜にオークションに出展という失敗を繰り返しました。現在、写真の商品は何も手元にありません(苦笑)。速攻で売っちゃうのでひどい場合は同じもの…デジタルディレイです…を3回も買いました。はい、アホです(苦笑)。 大人ということで、アイオミ先生のヒゲと髪の話にも触れておきましょう。ブラックサバスの長い歴史の中でアイオミ先生のヒゲと髪はいろいろ変化しています。初期の頃は原始人かと思うようなすーっごいヘアスタイルをしておられ、ボクの価値観ではとても真似できるものではありませんので(笑)、現在のお姿に近い感じにしています。最初はヒゲも髪も安物のウィグだったのですが、6月に髪のウィグも新調し、美容室でアイオミ先生風にカット&ブローをしてもらい、ヒゲは自前で生やし始めました。残念ながら、ヒゲの毛穴が少ないのとご本人より白髪が多いのでアイ・ライナーで黒を描き足していますが(笑)、遠目にはそれなりに見えると思います。 ▲左上から時計回りに…デジタルディレイ、ACアダプター、ワー ミー、エフェクター・ケース、ワウ・ペダル、スイッチボックス、コーラス・ アンサンブル、イコライザー。これらがボクの目の前を通過していった ノイズゲートの意外な落とし穴 特段アンプが悪いわけではなく、ブースターとの相性の問題だと思いますが、半端じゃないくらいノイズが出ます。アンプから出てくるサウンドはアイオミ先生にかなり近づいたと自負しておりますが(実際のサウンドはライブに来るか、動画を公開しているのでご覧ください)、ノイズとハウリングに悩まされており、やむにやまれずノイズゲートを導入しました。だって、エフェクターを1つ増やすだけで音は痩せるし、痩せると音が変わるし、変わるとまた試行錯誤の放浪の旅に入っちゃうし…。 でも激しいので買いました。付けました。使いました。問題発生。ノイズゲートってギターからの信号とノイズの信号の境目をTHRESHOLDというパラメータで決めるのですが、これが大問題。曲者。爆音だけ、または小さな音だけで演奏する人には全〜然問題ないのですが、ブラックサバスの楽曲には「BLACK SABBATH」のように、前半は小さな音で演奏し、後半で爆音に変わる楽曲があります。その曲でノイズゲートを使うと、前半のギターの音量を絞った部分ではギターの信号なのかノイズかのか、ノイズゲートが判断できなくなり、小さなギター音がノイズと判断されてプツプツと途切れるのです。 ボクの演奏する「BLACK SABBATH」の前半の音の途切れはボクがヘタクソというだけじゃなく、ノイズゲートを使った際の2次災害という側面もあるんですよ…ま、言い訳ですが(笑)。噂では音量の小さいときと大きいときの2つの設定ができるノイズゲートがあるとか。情報不足でした。ご存知の方は教えてください。試してみます。ノイズゲートじゃなく、ボリュームペダルで代用してもいいな…と思う今日この頃です。   音量かハウリングか…それが問題だ もう1つの問題、ハウリングははっきり言って妥協が必要ですね(苦笑)。アンプの歪み具合や音量を下げればハウリングは治まりますが、歪みを押さえると音色が変わるので論外です。これでは意味がありません。で、アンプの音量を下げると当然のことながら、ステージ上の音量が下がります。外音、つまりお客さんが聞く音量はPAで調整しますので変わらないようにできますが、ステージでボクが背中に受ける音量や音圧感が減るわけです(これを外音に対して中音と言います)。 ▲ライブ直前に楽屋入口にてアイオミ先生のポーズ。夏場にこの衣装は メチャクチャ暑いんです …ということは、パワーコードをガーンと弾いたときの後ろからドーンと来る、あの音の波、空気の圧力が減るわけですからおいそれと音量を下げることはできません。これまでは欲しい音量を保ちつつ、ハウらないようにアンプをできるだけステージの後方にズラして距離を置いていたのですが、ステージの広さに影響するので限界があります。 ▲ハウリングしてしまうので、ご覧のようにアンプをステージの一番奥 …ほぼドラマーの座っている位置…に置いています。それでもハウるので、次回からは音量を下げて前の方に置く実験をしてみたいと思います 先月のライブで相変わらずハウリングに悩んでいたとき、ふと思いついたんです。音量を上げて距離を置くのではなく、逆に音量を下げて距離を短くしてはどうか…と。つまり、ハウらない程度の音量に下げつつ、極端に言えば背中のすぐ後ろにアンプを置けばどうなるかということです。このことは8/18のライブで実験してみますネ。次号ではエフェクターをラックタイプにするか、ペダルタイプにするかについてお話します。では、また来月。ミュージシャンの物欲を掻き立てるフリー・マガジン