ども…本誌編集長の三谷です。趣味が高じてヘヴィメタルの元祖BLACK SABBATHの功績を世に広めるバンドBLOOD SABBATHという社外活動をしています。いわゆるコピーバンドではなく、BLACK SABBATHの素晴らしい音楽を今の時代に広めることを目的とした広報宣伝、販売促進バンドと定義しています。

本欄では情報の少ない中でいかにトニー・アイオミ先生のサウンドに近づけるか…というテーマで日頃の試行錯誤、研究過程を紹介しています。研究結果に興味のある方は毎月開催しているライブ(次回は8/31吉祥寺クレッシェンドです)に足を運ぶか、YouTubeやmixiで公開中の映像をご覧ください。マイミクも歓迎致します。「みたによしゆき」で検索してください。

電源周辺からしっかり見直す

ギターをデカい音で鳴らすのは気持ちいい。スピーカーのコーン紙が押し出す空気の圧力が背中にズドーンと来るあの感じ。うーん、堪りません(笑)。もっとズドン、ズシンと腹に来る音を出したい。するとアンプへの電源供給に話が辿りつきました。「腹が減っては戦はできぬ」。そんなこんなで今月号の特集には公私混同が入っているのですが(笑)、電源ケーブルの主要モデルを17種類も集めて、スタジオで音出しするのは圧巻でした。

それなりに電源ケーブルやシールドには気に使っているつもりのボクですが、1本5万、6万もする電源ケーブルは初めての経験で、とても勉強になりました。かく言うワタクシ、普段はKRYNA PROの電源ケーブルを使っていますが、何から何まで本物の素材(バージン・マテリアルと呼ぶそうです)を使ったAETの製品が気になっています。なんと6万3千円。それなりのお値段がするわけですな(苦笑)。

▲ボクの公私混同・実験精神は特集企画でも全開。気になった電源ケーブルは後日、Myアンプで実験

▲下は普段使っているKRYNA PROの電源ケーブル。上はAET製。次のライブで音出ししてみるか

定格電圧は…100Vでした

電源ケーブルだけでなく、正しい電圧を確保することも大事。もし117v仕様のアンプを100vで鳴らすとパワーは85%なわけです。これでは電源ケーブルを交換しても意味がありません。PSE法の関係で117v仕様の電気製品でも100vと表記するらしいという話を小耳にはさんだので、もしやMyアンプのLANEYも100vとは言うものの、実際は117v仕様なんじゃないの。もし117vなら今までボクは85%のエネルギーで動作させていたわけで、速効でステップアップトランスを買わなきゃならんわけです(苦笑)。

「どうすれば本当の動作電圧がわかるの?」と悩んでいたら、真空管のヒーターの電圧を測るとよいと教えられました。通常は6.3v程度で、もし117v仕様を100vで動作させていると85%の5.4v程度になっているとか。早速、LANEYをGuitar Techに預けて、オーバーホールと共にヒーターの動作電圧を調べてもらいました。

結果は立派な日本向け製品、100v仕様でした。ガツンとパワーが出るRコアトランスを使ったステップアップトランスを買う気満々だったので、なんだかホッとしたような、肩の力が抜けたような…複雑な心境。

▲Rコアを使った電源トランスを使ってみたかったけど、残念ながらMyアンプは100v仕様だった

▲Myアンプの真空管の検査。リーク、エミッション(真空管の元気度)などのチェックをしてもらう

▲ヒーター電圧のチェック。定格電圧の6.3V前後が出ていたので、間違いなく100v仕様です

▲シャーシに貼られていたラベルにはしっかりと100v、JAPAN仕様と書かれてありました

▲バイアス調整中。今回は4本のパワー管のマッチングに少しズレがあり、位置を入れ替えたとか

えー、マジ? 機材地獄かっ

アイオミ先生のことをいろいろと調べていくと、先生は「研究熱心」な方だということがわかります。ギターに関してもいろいろとわかったことがあり、近々、SG1号、2号の改造に手を染めないといけない状況(苦笑)。それでなくても、THE OLD BOYと呼ばれているアイオミ先生のギターを制作したJAY DEEのレプリカのSGを買おうかと真剣に思案中。制作に8ヶ月、代金は約3800ドルもするのですが、たぶん、買うでしょうね(苦笑)。

同じ機材を持ってないと「伝道師」を名乗るのはちょっとはばかれるし(笑)。そんな折、「TONY IOMMIがCUSTOM AUDIO AMPLIFIERの3+SEのUSERになったと同社のサイトで発表されている」という情報が。「えー、アンプを買い揃えることになるの?」。いえいえ、プリアンプでした。「頼むからライブで使わないで(レコーディングならわからない:爆)」。

聞けば、国内価格は30万円前後だとか。LANEYのGH100TIって1チャンネルのアンプなので音色を切り換えるにはHEADを数台買わないとならず、「伝道師」のレベルでは本人のように8セットは用意できません。もし2セットを用意したとしてもそれを置けるほど大きな会場では演ってないし(涙)。

3チャンネルのプリアンプは便利と言えば便利ですね。

▲ブースト値が2つ設定できるT-REXのTWIN BOOSTを次回のリハで試してみるつもり

▲アイオミ先生が CUSTOM AUDIO AMPLIFIERの3+SEを購入?