115日(日)、日本科学未来館にてNATIVE SESSIONS x MUTEK.JP – BEHIND THE SCENES OF BIOHAZARD 7 ~ THE SOUND OF HORROR ホラーサウンド制作の裏側~が開催されました。

株式会社カプコンのBIOHAZARD 7サウンド・チームによるホラー・サウンド制作の秘訣や、Native Instrumentsソフトウェアがゲーム音楽の制作現場でどのように活用されているか。さらにはミュージック・コンクレートの手法など実例を交えながら解説されたプレミアムなイベント。その模様をお送りします。

 


第1部:Native Instrumentsとサンプリング、ゲーム音楽の歴史

最初のセッションでは、Native Instrumentsやサンプリングについて…からセミナーがスタート。解説はNative Instrumentsの高橋氏です。サンプリングの歴史を改めて振り返ってみると、色々な製品があるんですね…。

続いては、カプコンの岸氏による、ゲーム音楽技術の進歩の解説。PSG(いわゆるファミコン・サウンド)から始まり、Sampling技術により「声」が使えるようになり、StreamでCDクオリティーのサウンドが再生できるように。そして現在はインタラクティブの時代。

インタラクティブというのは、プレイヤーの操作や場面に応じてシームレスに音声が変化するという状態。DSPやサラウンド技術の進化もあり、ゲーム音楽は日々進化を続けています。

その後、本日のメイン・イベントであるBEHIND THE SCENES OF BIOHAZARD 7セッションへ。3人のクリエイター達により、サウンド制作の裏側が語られていきます。

左から宇佐美氏、鉢追氏、森本氏
本プロジェクトは、4年の歳月を経て完成されたとか…

「ホラーにおける音楽とは…」というテーマで、どのようなアプローチで作られていたのかが語られていきます。興味深かったのが、色々なものにカプコン独自の名前を付けて呼んでいること。多くのクリエイター間の意思疎通と、共通認識を効率化するための工夫ですね。

ゲーム音楽に欠かせないフォーリー(サウンド・エフェクトや効果音技法)についても細かく解説されていきます。

第2部:フォーリー実演と制作ワークフロー

小休憩を挟み、後半はフォーリーの実演。今回のテーマは、ゲーム内に登場する「モールデッド」という怪物。彼(!?)のサウンドはどのように作られているのでしょうか。

色々な要素に分けて、様々なサウンドを重ねて音を作っていきます

まずは動くときに生まれる音から。その正体は、「白滝とローション」と「ココナッツ・ファイバー」をミックスして出来ていました!

ここに水を加えて”ねちょねちょ”すると、何とも言えない気持ち悪いサウンドが!!

足音は、靴下に粘土を入れて。割った落花生の上を叩けば「ペチッ」という足音が完成です!

攻撃するときの音は、ホウキを振って収録です。

肝心のボイスは、人間の声をピッチを変化させて作っていきます。ピッチ・シフトに使われていたのは、EventideのH3000。そこにEQやサチュレーションを足していきます。

来場者による生アフレコ(?)も開催!

続いて、コンポーザー森本氏による楽曲制作ワークフローの解説です。

ポイントとなるのは、収録したサンプルを加工するために専用のスクリプトが組まれた「REMM(レム)」と呼ばれるカプコンオリジナルのKONTAKTパッチ。

こうすることで、コンポーザー間で共通の音源を使えるだけでなく、シーンに合わせた最適な処理が簡単に行えるのです。

ADSRやピッチ、再生スピードから各種エフェクトまで、スクリプトが組まれています。
DAWはCubaseを使用。

普段は中々見ることのできないゲーム音楽制作の裏側を堪能させて頂きました! 何と言っても興味深かったのがフォーリー収録。たった数秒のサウンドに命を賭ける、まさに職人芸! 創作意欲を刺激されるイベントでした。

会場外ではKOMPLETE KONTROL S MK2やMASCHINE MK3も展示され、最新ツールを自由に試すことができました。

 


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■  公式サイトhttp://www.capcom.co.jp/biohazard7/GE/
「バイオハザード」シリーズ公式Twitter @BIO_OFFICIAL
■  著作権表記: ©CAPCOM CO., LTD. 2017 ALL RIGHTS RESERVED.


MUTEK.JPとは

MUTEKは、2000年よりカナダ モントリオールにてスタートした、デジタル・クリイティビティ、電子音楽、 オーディオ・ビジュアルアートの創造性の開発と文化芸術活動の普及を目的とした国際的なフェスティバルです。日本では、新しい価値・文化・発想をライブエンターテイメントとして提案し、 新たな文化へと繫がり交流する為のプラットフォームを創り、文化芸術に関わる才能豊かな人材の発掘・育成をサポートしグローバルに発信しています。
http://mutek.jp/