高い評価を得ているShureサウンドを、ワイヤレスで楽しめる最新イヤフォン
プロが認めるサウンド
「ゴッパー」の愛称でもお馴染みの、ボーカル・マイクの定番SM58を手がけるアメリカの音響機器メーカーShure(シュア)。ボーカル・マイクだけでなくヘッドフォンやイヤフォンも手がけており、ミュージシャンから音楽ファンまで幅広いユーザーから高い評価を得ています。そんなShureのBluetooth搭載のワイヤレス・イヤフォン2モデルをチェックしてみましょう。
気軽に楽しめるSE112-BT1
Shureのイヤフォンは、元々はミュージシャンがステージで自分たちの演奏を確認するために使う「イヤーモニター」として開発されてきた経緯があり、その音質はプロ・ミュージシャンからも高く評価されてきました。そんなShureクオリティーのサウンドを手頃な価格で体験できる「SE112-BT1」は、既に発売され、人気を集めていた「SE112」というワイヤード(有線)イヤフォンをワイヤレス化した製品です。
イヤー・ピースはS/M/Lの3種類が付属しており、耳の大きさに合ったタイプを使うことができます。フィット感と遮音性がかなり高いため、音楽に没頭することができました。
サウンドは非常にすっきりとしていて、曲の隅々までしっかりと聴き取れるのが印象的です。その圧倒的な情報量で、聴き慣れた曲でも「あ、ここはこんな風になっていたんだ!」という新しい発見があることでしょう。ミュージシャンが曲に込めた想いや狙いを感じることができるので、曲に対する理解も深まることは間違いありません。また、ケーブルには3ボタン・タイプのリモコンが付属し、再生/停止や曲の送り/戻し、音量調整がイヤフォン側から直接操作できるのも便利です。リモコンにはマイクが内蔵されているので、音声通話も行えます。
低域に優れたSE215SPE-BT1
続いて、上位モデルの「SE215 Special Edition-BT1」を見ていきましょう。SE112-BT1はイヤフォン本体とケーブルが一体になっていますが、SE215SPE-BT1はイヤフォン部分が着脱できるようになっています。接続端子はMMCX端子という規格のため、他のイヤフォンと組み合わせて使うことができるのも特長です。また、ケーブル部分の内部にワイヤーが仕込まれているため、耳の形にフィットさせることができたり、SE112-BT1と同様にクリップ式になっているバッテリー部分を襟元に固定可能。ちょっとしたことですが、一時的にイヤフォンを外して、首に掛ければ落とす心配がないので、安心して使うことができます。
音質においても印象は大きく異なります。SE112-BT1で感じたバランスの良さはそのままに、中低域がパワフルでリッチに調整されており、低域の効いたロックやダンス系の楽曲との相性は抜群。音像もより立体的に聴こえます。低域を重要視したイヤフォンはたくさんありますが、音楽としての自然なバランスを保ったまま迫力を兼ね備えているという点は、プロ用イヤフォンを作るShureならではと言って良いでしょう。
実際に試してみて、改めてワイヤレスの便利さと音質の良さを感じました。いずれのモデルもバッテリーはUSB経由の充電で、フル充電時には8時間の連続使用が可能。スマートフォンとのペアリング設定も簡単で、電源をONにした時にはバッテリーの残量を音声で知らせてくれるのも便利です。音にこだわりたい方は、ぜひ手に入れてみてください。
■販売価格:SE112-BT1:1万2,800円前後、SE215SPE-BT1:1万8,380円前後
■お問い合わせ先:完実電気
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