Albert Hammond Jr. Stratocasterは、ガレージ裏でバンドを始めた若いギタリストたちの世代を特徴づけるユニークなサウンドと印象的なスタイルを持つギターです。
アルバート・ハモンド・ジュニアが、評判の高いアルバム『Francis Trouble』を含むソロ作品や、The Strokesの楽曲のギタートラックをレコーディングする際に選んだのが、1985年に作られた‘72 Strat®のリイシューでした。Albert Hammond Jr. Stratocasterは、彼のユニークなカスタマイズドピックアップスイッチイングを再現しています。ポジション1と3はトラディショナルなスイッチングから反転されており、ポジション1ではミドルピックアップが、ポジション3ではブリッジピックアップがアクティブになります。またポジション4では、ネックピックアップとブリッジピックアップがアクティブになります。70年代スタイルのラージヘッドストックの裏にはアルバート・ハモンド・ジュニアのサインが刻まれ、その他、バレットトラスロッドナット、調整可能なMicro-Tilt™が組み込まれた3ボルトの“F”刻印入りネックプレート、当時のロゴなど、70年代を象徴する特徴がフィーチャーされています。
A BLANK SLATE READY FOR A NEW JOURNEY
20年近くの間、アルバート・ハモンド Jrは Storokes のメンバーとして、またソロアーティストとしてステージで表現をしてきました。いつも、トレードマークになっている Olympic White Stratocaster を抱えて。
幸運な発見だったのか、はたまた壮大な運命だったのか、その Stratocaster は、20年近くの間アルバートと一緒に彼のサウンドを形取っただけではなく、新しい世代の中で、ギターが主体となったガレージロックの復活の一端を担ってきました。
言うまでもなく、1999年に彼がこの重要な Stratocaster を手にしたことも、また運命だったのでしょう。
ある日、アルバートはニューヨークマンハッタンにある、リッチー・バクストが彼のアパートの一室で運営していた、ギターショップを訪れました。最初は他のギターを気に入っていましたが、再度 Storokes のギタリスト、ニック・バレンシと共に訪れたときに、彼らのギターの先生でもあったJ.P.バワーソックの勧めで、1981年製の ‘72 Stratocaster リイシューを手にしました。
J.P.バワーソックがギターを手に取り「俺はフェンダーが大好きなんだ」と言ったそうです。アルバートはその時の状況を覚えています「彼はそれを手にとって”チューニングも安定してる!これがフェンダーだ!”と言ったんだ。”あぁ素晴らしな”って思ったよ」
一見何でもない瞬間でしたが、アルバートが生涯を共にしたいと思えるギターとの出会いを与えた瞬間であり、その瞬間から彼はこのギターから離れることはありませんでした。
「この Stratocaster を持って街を歩いていると、本当の自分になれるんだ」アルバートは続けます。「そして、このギターには、なにか特別なものがあるんだ。この見た目と手触りがとても癒してくれる。」
「いつも一緒だった、今までずっと長い間」ソロとしてリリースした”Momentary Masters”、”Francis Trouble” や、チャートを賑わした Storokes のアルバムは、すべてそのギターで録音されました。それだけでは無く、彼のトーンを確固たるものとして位置付けました。
そして今、フェンダーは彼のシグネイチャーモデルである “Albert Hammond Jr Stratocaster” をリリースしました。アルバートは、このギターを手に取った人たちが、彼らの音楽を生み出すために、このギターを使用してくれることを望んでいます。
そう、アルバートが施していたカスタマイズを反映し、フロントとリアのピックアップを連動させ、まるで Telecaster の様な2ピックアップのトーンも出力します。セラミックシングルコイル Stratcaster® ピックアップを3基搭載し、また、70sの特徴であるバレットトラスロッドなどを取り入れています。彼はこのギターが次世代を担うプレイヤーにとってクリエィティブなツールになると信じています。
「初めてギターを持って旅に出た時、僕の 70s Stratocaster は真っさらなキャンバスだった。」「もちろん、僕のアイデアが詰まった素晴らしいギターだよ。でもこのギターは次世代のプレイヤーが歴史を描くまっさらなキャンバスなんだ」
「僕と違った世代の人たちにこのギターを掴んで欲しいと思う。僕があのギターを掴んだときの様にまだ、それが何を意味するか理解できないかもしれないけど。でも、とてもエキサイティングな事だよ」「僕は僕と同じ旅をして欲しい訳ではないんだ。自分のサウンドを見つける旅の一部としてこのギターを掴んで欲しい。そう願ってるよ」
■販売価格:2万9,800円(税別)
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