KORG ワークステーションシンセ i3を発表

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • follow us in feedly

i3ミュージック・ワークステーションを使えば、あなたの頭の中にある音楽のテーマやフレーズがすぐに形となり、さらに昇華していき、完全な音楽作品として完成します。サウンド・セット、パフォーマンス・セットのスタイル(自動伴奏)は、楽曲で使用する適切なサウンドやビート/グルーブを選択するという創造的なプロセスをショート・カット操作で行うことができます。内蔵エフェクトとEQは、あらゆるジャンルのパフォーマンスに合わせてサウンドを調整できます。そして内蔵シーケンサーは、MIDIファイルとオーディオ・ファイルをどちらとも記録、保存、再生できます。もちろん、再生に合わせて演奏することもできます。

オールイン・タイプで使いやすく、楽しく演奏できるi3は、オリジナリティを探求する作曲家、エネルギッシュなパフォーマー、そして新たな刺激を求める新進気鋭のプロデューサーにとってまさに理想的なシンセサイザーです。KORG i3ミュージック・ワークステーションは、電池駆動も可能なので、演奏する場所を選びません。また、オート・パワー・オフ機能により、電池の無駄遣いを防ぐことができます。

KORG i3は、フルサイズの61鍵、ベロシティセンス付きのキーボードを備えた、多機能ワークステーションです。ベロシティタッチは、3つのタッチレスポンスより選択できます。さらに4つ目の設定として、ベロシティを固定することもできます。OCTAVEボタンは、キーボードのピッチをオクターブ単位で上下2オクターブの範囲でシフトできます。ジョイスティック・コントローラーを使えば、演奏中にピッチベンド、ビブラート、ブリリアンスを調整でき、表現力を高めます。 2バンドEQ(Low&High)では、サウンドのトータル・コントロールが行えます。

フロント・パネルにあるすべてのボタンとコントローラーは、機能ごとにグループ化されており、バックライト付きLCDは、i3の現在の設定を演奏者が確認しやすいようになっています。ダイヤルを使えば画面上のパラメーター値をすばやく編集できます。マット仕上げ、ゴム製タッチ・サーフェス、穴あきエンド・パネルは、独特の高級デザインを反映しています。

多彩なサウンドを搭載

i3には、数十年に渡るKORGのサウンド・デザインのノウハウが、結集しています。世界最高峰のマスター・プログラマー/ミュージシャンによって吟味された、約800ものサウンドが内蔵されています。この音色にはGM2準拠のサウンド・セットも含まれているので、MIDIフォーマットのデータ再生にも対応しています。さらに59個のドラム・サウンドも内蔵し、より表現力溢れるサウンドを再現できます。

i3では、再生されるサウンド・セットと、実際にキーボードを弾いて鳴るサウンドを区別することができます。パフォーマンス・セットのスタイルは、その名の通りパフォーマンスを強化するi3特有のサウンド・セットで、メモリーに内蔵されている200ものサウンド・セットから1つを呼び出せば、最高で4つのサウンドをキーボード上に配置することができます。そのうちの3つは、アッパーキーボードには3つのレイヤーとしてアサインでき、残りの1つをロワー・キーボードにアサインできます。

高解像度を誇るPCMサウンドエンジンは、最大64ポリを実現しています。173種類のバリエーションを持つ、2系統のステレオ・エフェクト・プロセッサーにより、リアルタイムにサウンドを変化させ、その効果、表現を加えます。GRAND PIANO/SOUNDボタンを押せば、どのモードにいてもすぐにi3が誇る、素晴らしいピアノ・サウンドを呼び出すことができます。

制作にも適したワークステーション・スタイル

あなたの頭の中から溢れるアイデア、フレーズ、グルーブ、そして韻を踏んだリリック・・・KORG i3は、それらの音楽の断片を1つにまとめることができるワークステーションです。パフォーマンス・セットのスタイルを選択すれば、その曲に必要なパート(ドラム、ベースライン、パーカッションヒット、その他のバッキングパートなど)、さらにタイトなファンクのブラスセクション、弦楽四重奏、古いブルースオルガン、かっこいいギターまで、あなたが欲しいサウンドが得られます。

i3では最大8つのパートでバッキングトラックを構成します。270スタイルのそれぞれには、4つのパフォーマンス・セットのオプションが用意されており、それぞれがサウンド・セットのバッキングをリコールできます。サウンド・セットのそれぞれは、プレーヤーが演奏するリアルタイムキーボードのパートに関連する、4つのオプションが用意されています。  ボタンを押すだけで、すべてのバッキングパートまたはリアルタイムパートを瞬時に選択、またはミュートでき、各パーツの音量を自由に調整できます。i3では、すぐにバッキングサウンド、グループ、パーツをスタイルパフォーマンスセットで修正したり置き換えたりできるので、自由にそして迅速にパフォーマンスをカスタマイズできることがわかるはずです。アクティブなバッキングパーツでは、コードの変化とボイスリードに反応して、パフォーマンスに合わせて独自のトラックを作成します。

もっとアイデアが欲しい場合には、8つのCHORDボタンを使えば、既成のコードにより、曲作りを前進させることができます。各スタイルは、必要に応じてサウンド、パート、コードを再生させることによって、完璧な楽曲を作成することができます。各スタイルには、カウントイン、ブレーク、イントロ、エンディングという4つのリズムバリエーションが含まれています。リアルタイムのサウンド・セットのパートと同様に、パフォーマンス・セットのスタイルのパートも、173種類のバリエーションを持つ2つの独立したステレオエフェクトプロセッサーにアクセスすることで、サウンドを変化させ、その効果、表現を加えます。

保存と共有

作曲し、演奏し、そして記録する。その楽曲をバンド仲間と共有するのはもちろん、世界中へ発信しましょう。KORG i3ミュージックワークステーションには、作った楽曲を保存、編集、そして共有するための様々な機能が用意されています。ソングやパフォーマンスを作成する際に使われるすべての設定、たとえばパフォーマンスのスタイルでは、サウンド・セット、テンポ、エフェクトなどの設定は、すぐに呼び出せるよう独立したセット・リストに保存できます。セット・リストには10のバンクがあり、それぞれ5つずつ保存できます。

一般的な「ワークステーション」と呼ばれる機器と同様、i3にはシーケンサーが装備されており、ノーマルモードでは、16トラックのレコーダーとして利用できます。シーケンサー・モードのバッキングは、i3はすべてのスタイルパフォーマンスセットのパートとすべてのサウンドセットのパートを、独立したパスを通じて、個別にトラックに配置できます。この方法により、通常のシーケンサーのように個々のトラックを編集したり置換したりできます。入力が終わったら、完成したプロジェクトをMIDファイルデータとして、エクスポートできます。

さらにi3のユニークな機能として、パフォーマンス・レコーディング機能があげられます。これは、i3内で再生される演奏や音を、そのままオーディオデータ(wavファイル形式、44.1kHz)としてエクスポートする機能です。また、内蔵シーケンサーでは、オーディオデータ(wavファイル形式やMP3ファイル形式)を再生することもできます。

自宅での作曲、そしてステージ、レコーディングスタジオで

i3ミュージックワークステーションは、あらゆる状況での使用に対応するために、リア・パネルに様々な端子を備えています。バッテリー電源を使わない場合、付属のアダプターで適切なAC電源に接続してください。 背面パネルにはコード・フックが用意されています。1/8インチのステレオヘッドフォン出力に加えて、オーディオモニタリング用の2つの1/4インチ出力(L/モノ、R)があります。1/8インチのオーディオ入力も用意されています。フット・コントローラー用として、1/ 4インチ端子が装備されています。なお、ペダル・スイッチ/フット・コントローラーはそれぞれ設定が行えます。MIDI OUT端子は、i3からノートおよびタイミングデータを他のMIDI装備の楽器またはオーディオ機器に送信します。 2つのUSBポートが用意されており、そのうちのUSB TO DEVICEポートは、ユーザーデータと曲をUSBフラッシュドライブとの間で保存およびロードでき、もう1つのUSB TO HOSTポートは、i3をコンピューターに接続します。

音楽ソフトウェアを無料バンドル。

関連記事

ページ上部へ戻る