Walkerはかつてない画期的で使い易い足音に特化したサウンドデザインツールです。リアルかつ動きのあるサウンドが、驚く簡単に扱えます。25,000以上のサンプルライブラリーを持つWalkerは、3つの異なるマイクペアと6種類の靴、14種類の足場とグランド効果、8種類の裾で構成されています。そして足音を鳴らすのための自動もしくは手動モードが用意されています。手動モードでは、左右の足だけではなくそれぞれのかかととつま先、そして引きずるタイミングの独立コントロールが可能です。映像ソースに合わせて、裾、靴、引きずりの音量調節、枝や木片、枯葉、泥、濡れ具合などの足場状況の選択も思いのままにおこなえます。Walkerはポストプロダクションやサウンドデザイナーの必需品となることでしょう。

• フィルム、ビデオ、ポスプロ用のシネマティック足音デザイナー
• 6種類の靴、14種類の足場レイヤー、8種類の裾素材
• 最適化された操作画面と場面に合わせた100以上のプリセット

Walkerは音効職人のために設計されました。25,000を超えるサンプルはフランス、パリに拠点を置く権威あるTechnicolor Sound Stageで、丹念に収録をしました。どの音も3つのペアマッチングされたマイク：Schoeps CMC6（スモールダイアフラム、カーディオイド）、Neumann U87（ラージダイアフラム、カーディオイド）、DPA 4006（オムニカーディオイド）で遠近の両ポジションで収録され、画面で選択できます。

Walkerの操作と設定は1つの画面に集約され、中央のプレビュー表示で、使用マイク、靴、裾、足場の設定を確認できます。そして、それぞれの要素を専用パネルで詳細にカスタマイズと調整することが可能です。

目次

マスター

マイクペアの選択、音量とピッチ、（自然さを生み出す）ピッチ変化、響とダイナミックレンジの調節をします。

ステップ

Distanceノブによる距離感のコントロール（遠近ポジションのクロスフェード）、リバーブの有無と距離によるリバーブ量変化のリンク設定がおこなえます。そしてステップスピードと感度は個別、あるいは自動設定することが可能です。足を上げた際の音量、そしてAuto-Scuffスライダーによる歩行時の引き摺り量も自在におこなえます。

ステップモード

自動モードでは、リアルな足音をシンプル操作でおこなえます。手動モードでは、より完璧なソース画像との同期に使用します。つま先、踵そして引きずりを左右の足に対して個別に操作できます。歩行停止時のサウンドもコントロール可能です。そして、Stairスイッチのオン・オフで、階段の上り下りも再現できます。

靴

足音の源になる靴を選びます。男性のドレスシューズ、ヒール、ワークブーツ、スニーカー、ブーツそして裸足の6種類が用意されています。靴を選び、ステップボリュームと音量変化、そしてピッチの調節で、ソースに合致させます。

床

足場の設定と調節をします。フローリング、リノリウム、タイル、コンクリート、カーペット、木、土、砂利、芝生、森林、金属、泥濘み、砂地と雪の14種類が用意されています。そして、フローリングの軋む音、芝の深さ、水たまりなどの状況テクスチャーの選択、音量、音量変化とピッチ調節で、様々な場面に対応します。

裾

歩行の際、洋服の動きによって発生する裾の音も重要な要素です。ジーンズ、コットン、革、革と金属、ポリエステル、レインコート、合成素材、ツイードの8種類が用意され、音量調節も可能です。

エフェクト

内蔵エフェクトでさらなる仕上げ可能です。ハイとローカットを備えた3バンドのバリアブルEQ、コンプレッサー、ディケイタイムとカラー、ミックスを装備したIRベースのリバーブが用意されています。

追加オプション

左右のつま先と踵の音は、個別にゲインとピッチ、さらにアタック設定が用意され、完全に異なるサウンドにもできます。そして左右の足設定をリンクすることも独立して扱うことも可能です。

プリセット

Walkerには作業効率の向上を手助けするためのプリセットが豊富に用意されています。 Alley – Trainers（路地 – スニーカー）、Church – High Heels（教会 – ハイヒール）、Creaking Floor – Bare Feet（軋む床 – 裸足）、Upstairs Neighbors – Dress Shoes（上階の隣人 – 革靴）などのテンプレートを選択し、ソース画像に合わせて調節をするだけです。これたの設定はプリセットとして保存することも、DAWセッションの中に含まれることも可能です。