カスタマイズ可能なデジタル・マルチ・エンジン、デジタル・エフェクトを搭載した4ボイスのポリフォニック・アナログ・シンセサイザーminilogue xdに、モジュール・タイプのモデルが登場です。
デスクトップ・スタイルのボディは鍵盤付きモデルと同等の操作子を備えており、キーボードやDAWの追加音源としてだけでなく、パフォーマンスの使い勝手も良好で、アナログ・ポリフォニック音源のシンセを手軽にあなたのセットに組み込めます。またポリ・チェイン機能を装備しており、minilogue xdもしくはminilogue xd module同士と組み合わせることで、2台で計8ボイス相当のポリ・シンセとして、ステージやスタジオで使うこともできます。
構成は2VCO + MULTI ENGINE、1VCF、2EG、1VCA、1LFO。オシレーターの倍音を形成するウェーブ・シェイプや、シンク/リング・スイッチ、などシリーズ共通の特徴的な回路に加え、クロス・モジュレーションや効きの鋭い2ポール・ローパス・フィルター、サウンドに太さを加えるドライブ・スイッチを搭載。そのサウンドはアナログならではの暖かみを感じるパッドからファットなベース、抜けの良いリードまで、あらゆるバリエーションをカバーします。
2つのアナログVCOに加え、3つめのオシレーターとして搭載されたマルチ・エンジンは、デジタル・サウンドの魅力を提供します。ノイズ、VPM、ユーザー・スロットという3つの異なる音源タイプを搭載したこのエンジンは、アナログとは違うサウンドの特色を活かして、アナログ・エンジンと一緒に鳴動させることで、ハイブリッドな音作りの可能性を無限に拡げます。
高品位なデジタル・エフェクト。
32bit float処理のハイクオリティなデジタル・エフェクトが、minilogue xd moduleのサウンドをさらに磨き上げます。モジュレーション・エフェクト、リバーブ、ディレイの3系統を同時使用可能で、コーラスやアンサンブル、暖かみのあるテープ・ディレイ、多彩なリバーブなど、幅広いバリエーションから選ぶことができます。またユーザー・エフェクト・スロットには、自作のエフェクト・プログラムをロードすることが可能です。
無限の可能性を引き出すユーザー・カスタマイズ。
minilogue xd moduleは、オープン環境によるカスタマイズの可能性を提供します。16個のユーザー・オシレーター・スロットと16個のユーザー・エフェクト・スロットを、カスタマイズのために本体に予め用意。専用のライブラリアン・ソフトウェアを経由して、SDK(Software Development Kit)で作られたオシレーターやエフェクト・プログラムを本体へロードすることが可能です。
ポリフォニック・ステップ・シーケンサー。
minilogue xdシリーズの大きな特徴である16ステップのステップ・シーケンサー。全てのファクトリー・プリセット・プログラムには、アイデアが広がるシーケンス・パターンが1つずつ埋め込まれています。
このステップ・シーケンサーは、リアルタイムRECとステップRECに対応。16個のステップ・ボタンをダイレクトに選択できるため、ステップの音の差し替えやミュートなど素早いエディットや即興パフォーマンスが可能です。さらにノブの動きを4つまで記憶してサウンドに時間的な変化を与えるモーション・シーケンスは、連続的な値の変化だけでなく、ステップごとに断続的に値を記憶することが可能に。各ステップにそれぞれ異なる音作りをして配置できるため、例えば一つのプログラムからドラム・パターンやSEを作るなど、アイデア次第で使い方も拡がります。
この16個のボタンは、KeyboardモードをOnにすることにより、1オクターブ強の鍵盤としても機能するので、サウンドの確認にも便利です。
ポリ・チェインに対応。
minilogue xd moduleは、minilogue xdシリーズ(※1)と組み合わせることで(※2)、ポリ・アサイン設定が可能。コントロールのマスター(主)とスレーブ(従)を設定することで、8ボイスのポリフォニック・シンセサイザーとして発音します(※3)。minilogue xdのボイス追加音源として、あるいはDAWを中心とした制作システムの音源としてなど、様々な用途に対応します。
■お問い合わせ先:KORG
メーカーの製品紹介ページ