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クロスオーバー・シンセサイザー

ローランドのJD-Xiは定番のキーボード音色から最先端のシンセ・サウンドまで、楽曲制作からパフォーマンスに必要となるすべてのサウンドを網羅した、ミニ鍵盤採用のシンセサイザーです。求めるサウンドや用途によって、アナログ/デジタル・シンセサイザーを個々に用意して使い分けたり、組み合わせて使うのが一般的ですが、JD-Xiはコンパクトなボディーの中に最新のアナログ・シンセサイザー回路とデジタル・シンセサイザー音源を搭載し、瞬時に使い分けることができる、アナログ/デジタルのクロスオーバー・シンセサイザーとなっています。

例えば、ベースやリードの音色、分厚いパッドが欲しい場合はアナログ回路を、反対にピアノやブラス、ハイファイなアナログ・モデリング・サウンドが欲しい場合はPCM(デジタル)を…という風に使い分けることで、2台分の音色のバリエーションを1台で手に入れることができるのです。しかも、アナログとデジタルの各エンジンは、どちらも本格派。アナログ回路は「のこぎり波」「三角波」「矩形波」といったシンセサイザーの基本波形を搭載しており、音色作りのキモであるフィルター回路もアナログ・タイプのローパス・フィルターが採用されています。

デジタル部分はJUPITER-80やINTEGRA-7、FA-06/08といった同社の人気シンセサイザーと同等のSuperNATURALシンセ・エンジンを採用。定番のアコースティック音色やローランドらしい煌びやかなシンセ・サウンドが満載となっています。さらに、ドラムの音色まで搭載しているのもJD-Xiのポイント。TR-808やTR-909といったダンス・ミュージックの定番音色をはじめとした、高品位なPCMドラム・キットが収録されています。

4トラックのパターン・シーケンサー

JD-Xiではアナログが1パート、デジタルが2パート、ドラムが1パートの合計4パートを同時に使用して鳴らすことができ、各パートには鍵盤の演奏やつまみの動きを打ち込むことができる「パターン・シーケンサー」も用意されています。

「打ち込み」と言うと難しく聞こえるかもしれませんが、JD-Xiはテンポに合わせて、鍵盤の演奏をそのまま録音する「リアルタイム録音」や特定のステップごとに演奏を記録できる「ステップ録音」、ボタンのON/OFFで直感的にリズムを打ち込める「TR-REC」などの豊富な入力機能を搭載。鍵盤の演奏が苦手な方でも、すぐにイメージ通りのフレーズを打ち込んでいくことができます。また、打ち込んだパターンの再生中に特定のパートをミュートすることもできるので、パートを抜き差しをしながら、楽曲の展開を付けるようなパフォーマンス用途にもバッチリ。クリック音も鳴らせるので、ライブ時にバンドの生演奏とアンサンブルをするのも簡単です。

シンセの知識がなくても楽しめる

このようにシンセサイザーとして、多くの機能を搭載している強力なモデルですが、専門的な知識がない人でも、すぐにシンセらしさを味わえるのが、JD-Xiの最大の魅力です。

シンセの面白さは、つまみを使ってリアルタイムに音を変化させることができる点にありますが、パラメーターが多過ぎると、どこから触れば良いのかがわからなくなってしまいます。そこで、JD-Xiでは本体のつまみの数をあえて減らし、特に効果的なパラメーターを厳選。音色を選んで、1音を鳴らし、そのまま適当につまみを操作するだけで、それっぽいパフォーマンスができてしまいます。これはシンセサイザーの音作りを勉強するのにも最適です。

また、ローランドが運営する音色ライブラリー・サイト「Axial」ではJD-Xi用の追加音色やパターンを多数用意。データは無償でダウンロードが可能なので、自分好みのJD-Xiにカスタマイズするのも簡単です。

ボーカル機能で楽しむ

JD-Xiに付属のグースネック・マイクを取り付ければ、ボーカル・エフェクターとしても使うことができます。例えば、ボーカルの音程を自動的に修正し、独特の変化が得られる「オート・ピッチ」やロボット・ボイスを再現できる「ボコーダー」など、ボーカル・パフォーマンスに活用できる機能を搭載。ボコーダーとして、自分の声をシンセサイザーの音源として鍵盤で弾けるだけでなく、鍵盤を弾かなくても自動的に音程を修正してくれる「オート・ノート」機能を使えば、ボーカルのピッチ補正としても活用することができます。

また、マイクの代わりに外部機器を使うことも可能。オーディオ・プレイヤーや外部キーボードはもちろん、エレキ・ギターなどを接続して、ボコーダーやオート・ノート機能を使うこともできるので、遊び甲斐があります。さらに、パソコンとUSB接続すれば、JD-Xiをオーディオ/MIDIインターフェイスとして使うこともできるなど、ライブでのパフォーマンスから自宅での音楽制作まで、あらゆるシーンで活用可能。身近に使える、本格的なシンセサイザーです。


■主な仕様

●鍵盤:37ミニ鍵盤(ベロシティー対応)●音源:最大同時発音数129音(デジタル・シンセ/ドラム・キット:128、アナログ・シンセ:1)※デジタル・シンセは最大同時発音数64音●パート数:4パート(デジタル・シンセ・パート=2、ドラム・パート=1、アナログ・シンセ・パート=1)●トーン:デジタル・シンセ・トーン(SuperNATURALシンセ)、アナログ・シンセ・トーン、PCMドラム・キット●エフェクト:Effect1(Distortion、Fuzz、Compressor、Bit Crusher)、Effect2(Flanger、Phaser、Ring Mod、Slicer)、Delay=2種類、Reverb=6種類●パターン・シーケンサー:4トラック●ボーカル機能:Vocoder、Auto Pitch、Auto Note●接続端子:PHONES 、OUTPUT(L/MONO、R)、INPUT端子(LINE/Guitar)、MIDI IN / OUT、USB●電源:ACアダプター●外形寸法(W x H x D):575 × 85 × 245mm●重量:2.2kg

■税抜き価格

オープン(実勢価格:5万円前後)

■お問い合わせ先

ローランド
メーカーの製品紹介ページ

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