ベース・エフェクターの名門が作り上げた、新世代のドライブ・ペダル

EBSのギター・エフェクター

ベーシストならその名を知らない人はない程、高い評価を得ているEBS。EBSはスタジオ機器のサポートをしていた人物が、ベーシストのための機材を提供したい、と1988年にスタートしたスウェーデンのブランド。同社のベース・アンプやプリアンプ、エフェクターはベーシストはもちろん、ギタリストも愛用者がいるほどです。

そんなEBSがギタリスト用のエフェクト・ペダルとして展開しているBlue Label Pedalsシリーズから、3タイプのアナログ・オーバードライブ・ペダルが登場。果たしてどのようなサウンドを聞かせてくれるのか、楽しみです。

THE DRIVE

3モデルの中で最もロー・ゲインなのが、この「THE DRIVE」です。THE DRIVEに限らず、Blue Label Pedalsシリーズはスウェーデンのトップ・セッション・ギタリストの情報から開発された、というストーリーがあるようなのですが、中でもTHE DRIVEはスタジオ・ワークで重宝しそうな、非常にバランスが取れた汎用性の高いオーバードライブ。ペダルという表現がピッタリ。コントロールはDRIVE、TONE、VOLUMEと非常にシンプルです。

グリーンの見た目もあって、どうしても定番の”あの”ペダルと比較したくなりますが、THE DRIVEの方が歪みのゲイン幅も広く、かつウォームでリッチ。立体感があって現代的なサウンドです。

もちろん、ブースターとしても優秀。ブースター的に使う場合は、THE DRIVEのサウンド・キャラクターがアンプや他のドライブ・ペダルの邪魔をすることなく、サウンド・キャラクターを保ったまま、ほんの少しプッシュしてくれる。そんなサウンドのスパイスになってくれるエフェクターです。

またギター用のペダルでありながらも、ベースでも使えるというのもEBSらしいポイント。こちらも試してみましたが、なるほど中低域のベースのオイシイ部分を良い具合に押し出してくれます。DRIVEを下げ目で使えば、歪みを加えずにトーンをプッシュすることができます。

BLACK HAZE

オーバードライブからディストーションまでをカバーするのが「BLACK HAZE」です。THE DRIVEがオールマイティーなオーセンティックなサウンドだったのに対し、明確なサウンド・キャラクターを持っているのが印象的なペダルです。

ONにすると音の重心が下がり、ロー・ゲインではいなたい音に。DRIVEを上げていけば、どこか影を落としたようなダークで深みのあるハイゲイン・サウンドへと変化していきます。シングルのピックアップと組み合わせても面白いトーンが作れます。

また、歪みのキャラクターをNormal、THIN、DEEPの3段階で切り替えることができます。THINでは重心の上がったブライトな。DEEPにすれば、ダークさが際立ちます。ベースで使う場合も、基本的に同じキャラクターです。

DRIVE ME CRAZY

「DRIVE ME CRAZY」という印象的なネーミングのペダルは、今回の3モデルの中でもっともハイゲインの歪みを作り出すモデルです。

「クリーンのコンボ・アンプをハイゲイン・スタックに変える」という謳い文句にある通り、クリーン・トーンを一気にラウドなディストーション・サウンドへとゲイン・アップしてくれます。

かなり過激な歪み方をしてくれるのですが、深く歪ませても音の粒が潰れることもありません。これは全製品に言えることですが、低域がしっかりしているので芯と厚みのある、引いていて気持ち良さを感じさせてくれます。なお、こちらもNormal、THIN、DEEPのスイッチでキャラクター調整が行えます。

最後になりましたが、ボディーのジャック部分には凹凸が付けられており、付属するフラット・パッチ・ケーブル(単体購入も可能 700円〜)を使うことでペダル同士の間隔を詰めてセッティングできる工夫が施されています。EBSクオリティーを、ぜひ体験してみてください。


■主な仕様

【共通仕様】

●対応楽器:エレキ・ギター、エレキ・ベース●バイパス方式:トゥルー・バイパス●電源:乾電池、9-12V DCアダプター●寸法(W×D×H):61×110×45mm●質量:310g

■販売価格

THE DRIVE:1万7,500円
BLACK HAZE:1万9,500円
DRIVE ME CRAZY:1万8,500円

■お問い合わせ先

モリダイラ楽器
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