Reveal Sound / Spire
- 2017/9/13
- 製品レビュー
- Reveal Sound, シンセサイザー, ソフトウェア音源, 製品レビュー
EDMにもピッタリな人気ソフトウェア・シンセサイザーが遂に日本上陸
まるでハードウェア
フリー有料含め、巷にごまんとあるシンセサイザー音源。その中でも、Reveal SoundのSpireは世界中のクリエーターから高い支持を集める定番のシンセサイザーです。
まず最初に驚かされたのが、そのサウンド。ソフトシンセにありがちな線の細さがなく、とにかく分厚くて押し出すような出音は、まるでハイエンドのハードウェア・シンセのよう。プリセットはEDM系が中心で、そのままトラックに使える即戦力のパッチが膨大に収録されていますが、決してEDM専用ということもないように感じます。
シンセとしての基本性能が非常に高いこともあり、往年のアナログ・サウンドから1980〜90年代のPOPサウンドまでシンセ・サウンドならSpireだけで十分カバーできるでしょう。とにかく、音の質感が最高です。
シンセの基本に忠実でわかりやすい
シンセとしての基本構成は非常にシンプルで、4系統のオシレーターは最大9までユニゾン可能。続くフィルター・セクションは2系統で、フィルター・モードでアナログとデジタルの特性を組み合わせたオリジナルのアルゴリズムから、TB-303やVirus TIの特性をシミュレートしたものまで5種類を搭載。エンベロープとLFOはそれぞれ4系統で、モジュレーション・マトリクスは15系統まで、アルペジエーターも使用可能です。
これを見てわかる通り、シンセサイザーの基本に忠実な構成なので、初めてシンセに触れる人でも十分に理解して使いこなすことができるはずです。また、エフェクトも搭載しているのですが、どれも非常に気持ち良くかかってくれます。
即戦力であると同時に、シンセの面白さを再認識させてくれるSpire。クリーエイターだけでなくバンドマンにもぜひ触って頂きたい1台です。
■販売価格
2万3,000円/税抜)
■お問い合わせ先
ディリゲント
メーカーの製品紹介ページ