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最新テクノロジーが生み出す、至高のクラシック・トーン

オーディオ・インターフェイスとしての基本性能

今最もアツイ、オーディオ・インターフェイスの1つがUniversal AudioのApolloシリーズ。純粋にオーディオ・インターフェイスとして音質に優れているだけでなく、圧倒的なクオリティーで絶大な支持を集めているUADプラグインがリアルタイムで使用可能…ということで、人気が出ないわけがありません。ホームユースに最適なApollo Twin MkIIを紹介します。

まずはオーディオ・インターフェイスとしての基本的な部分から見ていきましょう。パソコンとの接続は高速のThunderbolt(Apolloシリーズには、USB3.0接続のWin専用モデル、Apollo Twin USBもラインアップ)で、入力はXLR/TRSコンボ・ジャックが2系統。そのうち1系統はフロント・パネルに用意されたHi-Z入力も使用可能です。出力はステレオ2系統にヘッドフォンの6アウト仕様。またオプティカル・デジタル入力端子を使えば、最大8系統の入力を拡張することもできます。

オーディオ・インターフェイスで最も重要なのは音質。AD/DAコンバーターにもこだわっているようで、実際に聴いてみても、いわゆるハイエンド・モデルと遜色ないクリアで深みと奥行きを感じるサウンド。クセや明確なキャラクターもないので、サウンドの好みや作るジャンルを問わずに安心して作業できるでしょう。

リアルタイムUADプロセッシング

Apolloシリーズの魅力は、やはり評価の高いUADプラグインが使用できることです。Apollo Twin MkIIを購入すると「Realtime Analog Classics」というプラグインが標準で付属し、必要に応じてオンラインで買い足すこともできます。現在では100種類近いプラグインがラインアップされており、その多くは名機と呼ばれるようなアウトボードのモデリング。しかもオリジナル・メーカーの協力を得て開発された「お墨付きプラグイン」で、まさにハードウェアのような質感を得ることができます。UADプラグインはCPUではなくDSPで処理されるため、パソコンへの負荷がかからないこともポイントです。

Apolloシリーズでは、コントロール・ソフトであるConsoleアプリケーション上にUADプラグインをインサートすることで、レイテンシーのないリアルタイム処理…つまりアウトボードの掛け録りのような使い方ができるのですが、モニターだけに掛けることもできるので、録音後に細かくサウンドを追い込むような使い方もOKです。

プリアンプを完全再現するUNISON

UADプラグインの魅力を語り始めると、とても文字数が足りなくなってしまうので、ここではApolloシリーズならではのUNISONテクノロジーに焦点を当ててみましょう。UNISONとは、アナログ回路特性そのものを再現するUniversal Audio独自のテクノロジーで、プラグインに連動して自動的にそのプラグインに最適化されたインピーダンスに切り替わる…というもの。単純にプラグイン上でデジタル的にモデリングするだけでなく、音の入口であるハードウェアのプリアンプ側も再現する機器に合わせることで、プラグインの限界を超えた再現性を可能にしているのです。Apollo Twin MkIIの2基のマイク・プリアンプとHi-Z入力で利用可能。対応するUADプラグインを使うことで、マイク・プリアンプやギター・アンプやペダルを忠実にシミュレーションすることが可能になります。

UNISON対応のUADプラグインを使えば、世界中で愛され続けている名マイク・プリアンプやアンプのサウンドを再現可能です(610-B以外は別売り)

実際に、ボーカル・レコーディングで試してみたのですが、これは面白いです! ConsoleアプリケーションにUNISON対応プラグインをインサートすると、Apolloからカチッという音と共にハードウェア側のインピーダンスが切り替わり、出てくるサウンドもまったく別モノに変化するのですが、EQ的な変化ではなく、本当にHAを変えた時の質感なのです。UA 610-Bならまったりとした図太いサウンド、SSLならレンジの広いクリーンなサウンド…といった具合に、同じマイクでもまったく違ったキャラクターが得られます。

現在販売されている7つのプリアンプ・モデル(プラグイン)でボーカルを録り比べた動画を作ってみたので、ぜひ聴き比べてみてください。デジタルとかアナログだとか、似ているとか似ていないとか、そういう次元を超えて「使える」。そんな印象です。

ギターをつなぐ場合も、UNISONを使うだけでプラグインにありがちな平面的でツルっとした感じがなくなります。

Consoleアプリケーションではモニター・ミックスも自由に作れますし、トークバックなどモニター・コントローラー的な機能まで網羅。Apollo Twin MkIIは、制作に必要なすべてをカバーし、同時に作品クオリティーも引き上げてくれるドリーム・マシンという表現がピッタリです。


■販売価格

7万9,000円〜(税別)

■お問い合わせ先

フックアップ
メーカーの製品紹介ページ

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