KATANAアンプがポータブルに! 電池駆動も可能な本格ロック・アンプ
KATANAシリーズ最小モデル
練習用の小型アンプ…いわゆるプラクティス・アンプは、近年最も大きく進化を遂げたカテゴリーの1つと言っても良いでしょう。練習用アンプに一番求められるのは、やはり気軽さ。思い立った時にパッとセッティングして鳴らせることが重要だと思いますが、最近ではそれに加えてサウンド・クオリティーの面も充実。コンパクトなボディーからびっくりするサウンドが飛び出してくるモデルも少なくありません。
BOSSのKATANAアンプ・シリーズもそんな1つ。製品名が印象的なモデルですが、同社のフラッグシップ・アンプであるWAZA AMP直系のワイドレンジでキレの良いサウンドが魅力。今回、シリーズ最小にしてバッテリー駆動にも対応したポータブル・モデル「KATANA-MINI」が登場したということで、早速テストしてみました。
実機を手にして、まず最初に感じるのは軽さ。スペック上は1.2kgということですが、片手に収まるようなサイズということもあり、想像以上に軽く感じます。コントロールは本体上部にまとめられており、PHONES/REC OUT端子やAUX端子は背面に搭載します。
気持ち良い箱鳴り感
肝心のサウンドですが、ちょっとビックリ。このサイズにも関わらず、しっかりと箱鳴り感があります。スピーカーは4インチということですが、バッテリー駆動でも音が潰れることもなく、非常にレンジの広いサウンドを聴かせてくれます。
サウンドはCLEAN、CRUNCH、BROWNの3タイプで、歪みにはアナログ・ゲイン回路が採用されているのが特徴。ピッキングにもしっかりと追従しており、トーン・スタック回路による3バンドEQと組み合わせることでかなりのバリエーションを作ることができます。極めて小さい音量で弾いても、反対に大きめの音量で鳴らしてもサウンド・イメージが変わらないのも使いやすいポイントではないでしょうか。
ディレイは、温かみや独特の鈍りが魅力のテープ・エコー・タイプを搭載。TIMEとLEVELの2パラメーターでシンプルに音作りができます。大音量が出せない自宅での練習や持ち運び用アンプにピッタリなモデルです。
■販売価格
オープン(実勢価格:1万円/税抜)
■お問い合わせ先
ボス
メーカーの製品紹介ページ