エフェクター

BOSS / MS-3

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いくつものエフェクトを組み合わせて、楽曲のイメージにピッタリなサウンドを作る…ギターやベース演奏の醍醐味の1つと言っても良いでしょう。しかし、音にこだわっていくにつれ、足元はどんどん複雑になってしまう…。そんな悩みを解決してくれるBOSSのマルチ・エフェクト・スイッチャー「MS-3」を紹介します。これから本格的なペダル・ボードを組みたいと思っている人にもピッタリのペダルボード・システムです。

音にこだわる人の必需品

●動作モード:メモリー・モード/マニュアル・モード●ループ数:3●エフェクト・タイプ:112種類●パッチ:200●接続端子:INPUT端子、LOOPS L1〜3 SEND端子、LOOPS L1〜3 RETURN端子、OUTPUT (L/MONO、R)端子、CTL OUT CTL1/2端子、CTL IN EXP1 CTL1/2端子、CTL IN EXP2 CTL3/4端子、USB COMPUTER端子、MIDI OUT端子、DC IN端子●電源:ACアダプター●外形寸法:275(W) x 97(D) x 68(H)mm●質量:1.1kg

 

バンドマンなら誰もが知るエフェクター/アンプ・ブランド、BOSS。そんなBOSSの「MS-3」という製品をご存知でしょうか。MS-3には、エフェクターやサウンドにこだわるギタリスト/ベーシストがぜひ持っておきたい2つの機能が凝縮されています。

1つ目が「マルチ・エフェクター機能」です。品質に定評のあるBOSSの技術がフル投入されており、全112種類のエフェクトを搭載。各エフェクターはタイプごとに6つのカテゴリー(FX1、FX2、Mod1、Mod2、Delay、Reverb)に分けられており、それぞれ1種類ずつ…つまり、6エフェクトまで同時に使用することができます。

2つ目が「スイッチャー機能」です。スイッチャーというのは、コンパクト・エフェクターのON/OFF状態を記録しておき、スイッチ1つでまとめてコントロールするための機材。曲の途中で音色を変えようとしたら、エフェクターを踏み間違ってしまった…なんて経験のある人は多いと思いますが、スイッチャーを使うことで、複数のエフェクトのON/OFFを一気に変更できますので、音色切り替えのミスが起こりにくいのです。コンパクト・エフェクターをマルチ・エフェクターのように使うための機材…と考えても良いかもしれません。

この2つの機能を組み合わせて使えるのがMS-3の魅力です。いろいろなサウンドに対応できるように、すべてのエフェクターをコンパクト・エフェクターで揃えようとすると、お金も掛かってしまいますし、セッティングも大変です。逆にマルチ・エフェクターを使えば、膨大な数のエフェクトを一度に手に入れることができ、スイッチ1つで簡単に音色を切り替えることができますが、お気に入りのコンパクト・エフェクターを組み合わせて使うことが困難です。「サウンド」と「利便性」のどちらを優先するか…という二律背反する2つの要素を兼ね備えているのがMS-3なのです。

本格マルチ・エフェクター

MS-3の基本がわかったところで、実際にセッテイングして使ってみましょう。まずはマルチ・エフェクター機能から試していきます。

先ほど紹介した通り、MS-3には112種類のエフェクターが収録されており、各カテゴリーごとに6タイプまで同時に使用することができます。FX1、FX2カテゴリーにはコンプやEQ、オーバードライブ/ディストーションといった様々なエフェクトが網羅されています。中にはギターやベース専用にチューニングされたエフェクトも収録されており、BOSSらしい王道サウンドが満載です。

そして、モジュレーションは2系統、ディレイ、リバーブは1系統ずつ独立して用意されています。BOSSならではの高品質な空間系エフェクトが搭載されており、特別なこだわりがない限りは内蔵エフェクトで十分満足できることでしょう。もちろんチューナーやノイズ・サプレッサーも搭載されています。

MS-3では、エフェクトやループの組み合わせや設定を「パッチ」と呼び、合計200パッチまで本体に保存しておくことができます。パッチにエフェクトを設定するには、本体のEDITボタンを押し、ディスプレイにエフェクト・チェインを表示。3つのつまみを使ってエフェクト・タイプを割り当てたり、パラメーターを変更していきます。初めてマルチ・エフェクターを触る人にとって複雑に思われがちですが、実際に使うつまみやボタンの数は限られておりLCDディスプレイの表示も非常にわかりやすいので、そこまで苦労することはないでしょう。エフェクトのON/OFF状態は、3つのつまみの下に用意されているインジケーターLEDで確認できるのも便利です。

各エフェクトのパラメーターは、もちろんエディットも可能です。この時、本体の3つのつまみを使って音作りするのですが、パラメーターがディスプレイに表示されるという点を除けば、基本の操作感は慣れ親しんだBOSSのコンパクト・エフェクターにかなり近いので、ストレスなく使うことができます。

スイッチャーを組み合わせて使う

MS-3に内蔵されているエフェクトは、マルチ・エフェクターとして十分なクオリティーを持っていますが、音にこだわっている人ならば「歪みはあのペダルを使いたい」とか「あのディレイじゃないと自分の音にならない」といった、お気に入り/こだわりのコンパクト・エフェクターがあるはずです。そういったエフェクターは、3系統のエフェクト・ループに接続することで、MS-3のエフェクト・システムに組み込むことができます。

エフェクターは、通常であればギターから直列に(例:ギター→エフェクター1→エフェクター2→エフェクター3→アンプ)つないでいきますが、スイッチャー機能を使う場合は、図のようにMS-3の背面にあるループ(L)端子に接続します。

SEND端子からエフェクターのINPUTに。エフェクトのOUTPUTからMS-3のRETURN端子に接続します。そして、MS-3のOUTPUT端子をアンプへ接続しましょう。

こうすることで、3つのエフェクトのON/OFF状態を、先ほど紹介した「パッチ」の中に組み込むことができます。

エフェクターの接続は、普通のシールドを使えばOKですが、きれいに配線するためには、はんだ付けの必要がなく、簡単に好みの長さのシールドを作成できるソルダーレス・ケーブルを使うのがオススメです。BOSSにもBCKシリーズというソルダーレス・ケーブルがありますので、是非チェックしてみてください。

最大3台の外部エフェクターを組み合わせることで、本格的なサウンド・システムをシンプルに実現できる、BOSSのマルチ・エフェクト・スイッチャー「MS-3」

最高のペダル・ボードを組もう

マルチ・エフェクターの利点は、やはりスイッチ1つでガラリと音を変えられる点でしょう。ディストーションとコンプ、ディレイのサウンドから、モジュレーションとリバーブの掛かったクリーンに変えたい…といった場合、コンパクト・エフェクターの場合は複数のペダルを同時に踏み換えないといけません。人間の足は2本しかありませんから、どんなにうまくペダルを踏んでも同時に切り替えられるのは2つが限界です。MS-3ならば外部の3エフェクト+内蔵6エフェクトの合計9エフェクトの組み合わせを一瞬で切り替えられるので、いろいろな音色でプレイしたい人にとって最高の環境と言えるでしょう。

もちろん単に外部ペダルをコントロールできるスイッチャーは各メーカーから出ていますが、マルチ・エフェクター機能を内蔵しているMS-3は、やはり便利です。本当にこだわりたいエフェクトだけにコンパクト・エフェクターを選び、その他はMS-3のマルチ・エフェクトを活用する。出費を抑えつつ、理想のサウンドを追求し、使いやすい上に省スペース。そんなペダル・ボードを組むことができます。

また応用テクニックとして、フット・スイッチやエクスプレッション・ペダルでエフェクターやアンプをコントロールしたり、MIDI対応機器の制御も可能。本格的なシステムにも対応できる実力派モデルです。

パソコンとUSB接続することで、専用エディターも使用可能。より直感的に音作りができます


■販売価格:4万4,820円(税込)

■お問い合わせ先:BOSS
メーカーの製品紹介ページ

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