155GB相当のライブラリ

膨大な数のサンプルを使い、徹底的にリアリティーを追求しているのがfxpansionのBFD3。標準ライブラリの容量は約55GBですが、これは独自のロスレス圧縮が行われた後の数字であり、実際には155GB相当という、昨今の巨大化が進むドラム音源の中でも特に巨大なライブラリを有する音源です。

もちろん、ただ容量が大きいだけではありません。収録されているのは7キット、119ピースは、L.A.のOcean Studiosとメリーランド州のOmega Recording Studiosという世界的に有名なスタジオにて数週間かけて行われています。ドラムキットはもちろん、使用するマイクからアウトボードなどの機材類、そしてそれらをセットアップするエンジニアまで、超一流の機材と人材によって丁寧に収録。ジャズやブラシからメタルまで、あらゆるジャンルにマッチするサウンドがプリセットされています。

大容量のライブラリにより、各キットのアーティキュレーションがふんだんに収録されていますが、特に注目したいのがハイハット。ハイハットは叩く位置だけでなくペダルの開き具合によっても大きくサウンドが変化する楽器です。BFD3には様々な開き具合まで細かく収録されているので、繊細なシンバル・ワークもバッチリ再現することができるのです。

各ピースごとのダイレクト・マイクに加えて、音作りの幅を広げるのに一役買っているのがアンビエント・マイク。オーバーヘッドや数種類のルーム・マイクをミックスすることで、響きを自由にコントロールすることが可能です。

カスタマイズ性の高さ

各キットごとにチューニングやダンピング、ブリードなど細かくエディットできるのはもちろん、BFD3ならではの機能にも注目です。

例えば、シンバルをロールした場合の挙動。シンバルを連続して鳴らす場合、毎回サンプルを再生するだけでは、ヒットごとにアタックが出てしまい、その結果、もの凄く違和感のあるサウンドになってしまいます。そこで2発目以降のアタックを弱めて自然なサウンドを得られるのがCymbal Swellというパラメーターです。また、アコースティック・ドラムでは、1つのタムを叩いた時に他のタムも共鳴して音が鳴るのですが、そういった細かい部分まで再現できるのは現時点でBFD3のみです。これらはモデリングで再現されているので、サードパーティーのライブラリでも再現することができます。

もちろんエフェクターも収録。EQやコンプレッサーといったお馴染みのものからトランジェント・コントロールやビット・クラッシャーまで、33タイプを収録。各チャンネルに6つまでインサートすることができます。もちろん、バスやセンドも利用できるので、音源内でミックスを仕上げることも十分可能です。

パターン編集も自由自在

また、昨今のドラム音源で欠かせないのがグルーブ・パターン。BFD3にももちろん収録され、Steve Ferrone、Brooks Wackerman、Bobby Jarzombek、Peter Erskine & Stanton Moore…といった著名ドラマーの手による数千にも及ぶ膨大なパターンが収録されています。収録パターンはドラッグ&ドロップでDAWソフトに取り込むことができるだけでなく、BFD3内のエディターを使うことでデータの編集まで行えます。エディターはドラムの打ち込みに特化しており、ピアノロールよりはるかに簡単にエディットできるのが特徴。作ったパターンを組み合わせてパレット化したりと、リズムマシン感覚で使うことができます。

また、ダブル・ストロークやパラディドルなど基本的なルーディメンツを簡単に打ち込むことができるので、これを使うメリットはかなり大きいでしょう。

そして、拡張音源の豊富さもBFD3の魅力です。fxpansionの純正拡張ライブラリであるBFD EXPANSIONシリーズを始め、Platinum SamplesやSonic Reality、Drumdropsなどサードパーティーのラインアップも充実しています。

プリセットと内蔵グルーブで誰でもリアルなドラム・トラックを作れる気軽さと、いじろうと思えばどこまでもいじれる柔軟性を兼ね備えたBFD3は、リアリティーにこだわりたい人にピッタリな音源です。

動作環境

●対応OS:Mac OS X 10.9〜10.11、Windows 7-10●CPU:Intel Core iシリーズ以上(Core i5/i7以上を推奨)●RAM空き容量:4GB以上(8GB以上を推奨)●ディスク容量:約55GB以上●プラグイン・フォーマット:AU、VST (2.4)、AAX 64bit   Native、スタンドアローン対応、RTAS

お問い合わせ先

メディア・インテグレーション
http://www.minet.jp

関連記事

ページ上部へ戻る