PAスピーカー・ブランド dBTechnologiesの魅力に迫る!その1.本国スタッフにインタビュー!
- 2019/10/7
- インタビュー
- dBTechnologies
ライブや演奏会はもちろん、普段の練習までバンド演奏に欠かすことのできないPA。PA/SRスピーカーの世界で、ここ最近注目を集めているのがイタリアのdBTechnologiesです。dBTechnologiesとはどのようなブランドで、どんな特徴があるのか…。ちょうど試聴会のために来日していたManuele Poli氏(APAC セールス・マネージャー)とRiccardo Vanin氏(アプリケーション・スペシャリスト)のお二人にお話を伺って来ました。
Q:dBTechnologiesの製品で1番こだわっている部分はどこですか?
A:シリーズごとに開発コンセプトが違っていますので、ひと言で表現するのは難しいですね。例えばINGENIAシリーズであればデジタル・ステアリング(取り回しの良さ)を重視していますし、VIOやDVAシリーズであれば性能を追求しています。
PA/SRスピーカーはどのようなシーンや目的でご使用頂くかによって、明確に求められるもの、目指すものが変わってきます。例えばラインアレイとポイントソースでは、考え方はまったく別モノですよね? それぞれの用途で最良のパフォーマンスを発揮できるように、考え得る限りの機能とアイディアを凝縮しています。
それを踏まえた上で、どの製品にも共通しているのが「革新的な機能」を持たせるという点ですね。もちろん昔から受け継がれてきた伝統的な考え方も大切ですが、現状に満足することなく常に新しいものを取り入れ、少しでも良いサウンド、使いやすいスピーカーへと進化させていきたい。これが我々のスピーカーに対する基本姿勢です。
Q:DSPやネットワーク技術に対する考えを教えて下さい。
A:そうですね。デジタルの技術は我々が最も得意とするものの1つであり、同時に現代のPAスピーカーに欠かせない要素だと思っています。
特にパワード・スピーカーを作る上で、そのスピーカーが持つポテンシャルを最大限まで引き出すためには、やはりDSPの存在が必要不可欠です。スピーカー毎にEQやディレイ、ゲインといった設定が行えるのはもちろん、現場では使用状況をリアルタイムにモニターできる安心感は大きなメリットでしょう。スピーカーの監視やマネージメントは、RDNetネットワーク上で動作するAurora Netというソフトウェアで効率的に管理・運用ができるようになっています。
また、新しい技術やアイディアを取り入れやすいというのもDSPを使うメリットです。我々は製品の開発スピードが早いと言われることも多いですが、どんどん良いアイディアが浮かんでくるので、それを作っているだけなんですよ(笑)。
Q:日本のユーザーにひと言お願いします。
A:これまで、色々なアジアの国々を巡ってきましたが、我々の製品に特に注目して頂いているのが日本のユーザーです。これはPA/SRだけでなくレコーディングの分野でもそうだと思いますが、エンジニアの方々の持つ技術や知識がとても高くて驚かされています。新しい製品や技術に関してもとても熱心で、そんな皆様に我々の製品を選んで頂けることを、とても嬉しく思います。これからのdBTechnologiesにも、ぜひご注目ください!
次回はdBTechnologiesの正規輸入代理店であるティアック株式会社のPA/SR営業担当マネージャー、内田哲氏にインタビュー! 製品のラインナップやプロダクトの秘密など、より一歩踏み込んだ内容をお送りいたします。
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