Fractal Audio Systems / AX8
- 2017/9/16
- 製品レビュー
- Fractal Audio System, Vol.186, マルチ・エフェクター, 製品レビュー
最高峰のサウンドを足元に
圧倒的なサウンド・クオリティーで注目を集めるFractal Audio Systemsの最先端のモデリング・サウンドを、同社のフット・コントローラー「MFC-101」サイズのペダルに詰め込んだのが「AX8」です。基本となるサウンド・エンジンはフラッグシップ・モデルである「Axe-Fx II」と同じアルゴリズムが採用されており、アンプ・モデリングからエフェクトまで、一切妥協のないサウンドを持ち歩くことができます。
AX8ではエフェクトをエフェクト・ブロックで管理しており、アンプやキャビネット、ドライブやコンプレッサーといった合計23種類、31のエフェクト・ブロックを搭載。その中に膨大な量のエフェクトを読み込んで、使用していきます。収録エフェクトは定期的に更新されているファームウェアで次々に追加されており、アンプ・モデルだけでも200種類を超えるという圧倒的な数を誇っています。
ライブに最適なシーン機能
通常のサウンド・システムはパッチをプリセットとして管理するのが基本ですが、AX8ではプリセットの他に、2つのエフェクト設定を活用することができます。1つ目が各エフェクト・ブロックで使用可能な「XYスイッチ」です。これはアンプ・タイプやまったく異なる設定のドライブ・ペダルをセットしておいて、スイッチで切り替えるといった、1つのエフェクト・ブロックに対して2つの設定を与えられる機能です。
そして、2つ目の「シーン機能」は各エフェクトのON/OFFやパラメーター、XYスイッチの状態を1プリセットあたり8タイプまで保存できるというもの。こういった機能を使いこなすことでプリセット切り替えの手間や音切れを防ぎ、動きのあるサウンドを簡単に作り出すことができます。
最先端のサウンドと、これまで巨大なラック・システムで行っていたような柔軟なサウンド・システムがペダル・ボードで完結できる、まさに夢のようなモデルです。
■主な仕様
●エフェクト・ブロック数:23種類●入力端子:INPUT1(INSTRUMENTS)、INPUT2(FX RTN)●出力端子:OUT1(XLRx2、TSx2)、OUT2(FX SEND)x2、デジタル出力(S/PDIF、AES/EBU)●MIDI:IN、OUT/THRU●コントロール端子:PEDALx4●USB:あり●電源:AC●外形寸法(DxWxH):262x410x101mm●質量:5.2kg
■販売価格
24万円
■お問い合わせ先
オカダインターナショナル
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